6月23日に始まる全英オープンテニス、2008ウインブルドンテニス選手権大会に初登場の日本テニス界の期待の新星18歳の錦織圭の今までと今後の軌跡を追ってゆきましょう。
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テニス四大大会の一つ、芝のコートで有名なウインブルドンで行われるウインブルドンテニス選手権大会の前哨戦である、ロンドンで行われた男子テニス、アルトワ選手権の3回戦で日本期待のテニスの王子様、18歳の錦織圭選手がその前の週に1セットも落とすことなく全仏のクレイコートの決勝でロージャー・フェデラーを全く相手にせず3−0とストレートで破り4連勝を達成したスペインのクレイコートの王者、ラファエル・ナダル、23歳と対戦した。この世界の強豪選手を相手に錦織は物怖じすることなく堂々と自分のテニスを展開した。惜しくも結果は1−2で負けたが、全仏で完璧な優勝を遂げたナダルを後一歩のところまで追い詰めた錦織圭のテニスは将来の活躍を確信させる堂々たる試合振りであった。芝のテニスには慣れていない錦織であったがわずかな期間の中で芝は自分に合っているという感触すらつかんだようだ。ナダルは「錦織は試合を読むのがうまいし、フォアハンドは1発で決める力がある。非常に才能があるから、いずれトップ10かトップ5に入ってくる」と絶賛したらしいが、錦織にしてみればトップ5ではなくてトップなれるという自信を持ったと思う。
アルトワ選手権でのナダルを相手の活躍で一気に注目どを高めた錦織圭だが、実は彼は2006年のフレンチ・オープンのジュニア・ダブルスで優勝していることはご存知であろう。ダブルスでの優勝後、錦織圭はその翌日にフレンチ・オープン男子決勝戦を控えたナダルに練習相手として選ばれ、約1時間間練習した。おそらくナダル陣営は仮想フェデラーとして高度なテクニックを持ち、才能的にも優秀な錦織を選んだのであろう。優勝セレモニーの後4番コートでナダルの練習相手を務めた錦織によれば、この練習はダブルス決勝の試合の前から決まっていて、別に優勝したための褒美というわけではなかったということである。錦織圭は「正直、ナダルとの練習の方がダブルス決勝より緊張しました。IMGニックボロテリィーではトミーハースやミルニーとも練習するがその誰よりも球が重かった。バック側にきた球は多分ポイントが取れないと思う。明日の優勝はナダルだと思う」と述べている。これは2006年錦織圭がフレンチ・オープンのジュニアダブルスで優勝した16歳の時のことである。今や錦織圭は18歳、彼のテニスキャリアが大きく花開く寸前に我々はいる。請う注目!
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2008ウインブルドンテニス選手権大会が6月23日に始まった。期待のテニスの王子様、錦織圭の登場だ。最初の相手はフランスのジケル。ジケルはATPランキング50位で、オランダで行われたウインブルドンの前哨戦で決勝まで進出している、現在103位の錦織圭からすれば格上の選手である。錦織が楽しみにしていた四大大会のひとつウインブルドンへの初登場だ。錦織のプレーぶりはいつも堂々としていて危なげがない。全てのプレーが前もって計算されているかのような感じで安心感がある。予想通り、当然のごとくに第1セットの第3ゲームをブレークして第1セットを6−4で取った。もっとも心配されたのがナダルとの試合の後に出場したノッテンガム・オープンでヨハンセンとの試合で腹筋を痛めて第1セットを5−7で落とした後リタイアしたことである。その腹筋がまだ回復していないうちにウインブルドンの大会が始まったことは錦織圭にとって不運であった。ジケルとの試合は第1セットを危なげのないプレーでとり1−0としたが、その後腹筋痛のため第3セットのはじめにリタイアした。しかし錦織のプレーは終始光っていた、ここは大事を取ったのは今後のためによかったと思う。