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カワサキ・ゼファーは、新風となる様にとの願いから名付けられました。

川崎重工業が製造しているオートバイ、カワサキ・ゼファー(ZEPHYR)は、敢えて懐古的なカウルなしのスタイルをレーサーレプリカ全盛時代に前面に押し、4ストローク DOHC 2バルブ 空冷直列4気筒エンジンで、1979年に登場したZ400FXがモデルのゼファー(400cc) - 46馬力 398cc 、1976年に登場したZ650(通称ザッパー)系のエンジンを使用した、ゼファー750 - 68馬力 1986年に登場したボエジャーXIIのエンジンを空冷化して使用、1気筒あたり2本のスパークプラグを使用した、738cc ゼファー1100 - 86馬力 1062ccと、排気量別に販売されています。ユーザーが求めるフルカウル以外の選択肢を受け、ネイキッドというジャンルを生み、爆発的な売れ行きを見せました。ゼファー(ZEPHYR)とは英語で西風を意味し、商標としてのゼファーは、フォード社が製造する四輪車用として取得していましたが、川崎重工業二輪車製造工場(西日本)の明石から吹く業界への新風となる様にとの願いから、どうしてもこの新車にゼファーと名付けたいためにフォードとの交渉を行い、名付けられました。

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ユーザーのバイク選びのスタイルが変わるターニングポイントとなります

国内二輪メーカー四社の製造するオートバイは一般的に、燃料タンクにメーカーロゴ、サイドカバーに車種名を表記しますが、ゼファーは、逆に燃料タンクに『ZEPHYR』、サイドカバーに『KAWASAKI』と表記し、ユーザーのバイク選びのスタイルが変わるターニングポイントとなる、自主規制を意識しない馬力設定は、過熱しすぎていたカタログスペック競争に一石を投じることとなりました。ゼファーは、川崎重工業が販売不振から撤退も検討されていた二輪車事業を、同社の大きな収益源に生まれ変わらせる原動力になりました。ゼファー400ccの大ヒットを受け、750ccモデルと、1100ccモデルも発売され、どちらもロングヒット車種となり、現在も400ccは販売され続けています。Z-2のモデル車種である雰囲気を伝えている、鋼管フレーム、丸目一灯、ノンカウル、空冷直列四気筒エンジン、二本リヤサスなどゼファー400ccモデルと同じ仕様で、特にZ-2を強く連想させるのは、丸みを帯びた燃料タンク、カムカバー、テールの造型がゼファー750ccモデルです。

ネイキッドバイクに対抗するために発売されました

ゼファー(400cc)は、4バルブ仕様のZEPHYRχ(ゼファーカイ・399cc・53馬力)として他社のネイキッドバイクに対抗するために発売されましたが、2バルブの初代400ccも2年程度併売され続けました。750ccモデル・1100ccモデルとも、2006年末をもって生産終了となり、ゼファーファイナルエディションとして、Z-1・Z-2の初代を髣髴させるファイヤーボールカラーやシート・エンブレムを変更したモデルが販売されました。ゼファー750は、シリンダーフィンが美しく、モーターサイクルが本来持っている様々な曲線を多用した伸びやかなスタイリング、扱いやすいハンドリングとドライバビリティをシンプルな中にも最大限に表現しています。ゼファー750は、日本の風土にもっともふさわしいモーターサイクルとも言えるでしょう。カワサキ最大の空冷ネイキッドモデル、ゼファー1100は、シリンダーフィンが空冷2バルブエンジンの存在を主張する柔らかな曲線で構成された堂々たるスタイリングで、空冷4気筒エンジンならではのパワーフィリーングが、多くのライダーから支持を頂いてきました。

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